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先日、「土間のある１４間の平屋」の造作キッチンの打合わせに同行いたしました。

見れば見るほど圧巻な展示用キッチンに住まい手Sさんのみならず、私達も毎回、魅せられます。

要望の仕様を盛り込んだ自分だけのキッチンですから、惚れ込むのは当然のようですが、リビングに据えられると、ひときわ存在感が違います。

中には、造作キッチンはメンテナンス等、気を使いますよね？

という方も見えますが、良し悪しというよりは使い勝手を備えたこの「キッチンの佇まいが好きか、否か。」でしょうか。

既製品では廃番となる部材が有ります。

木工家が造られた家具は廃番はなく補修も調整も可能です。

部分的に同材で新しく造り直す事もできます。

突板材や無垢材の扉も1～2年に1回程度、WAX等を擦り込めば問題はありません。

木という素材は、なにより手触りがよく、独特の柔らかさが有り安心感を与えてくれます。

造作キッチンを据えたOB様宅では、キッチンをお気に入りと称し可愛がる姿を拝見すると、「好き」なものと暮らす心地よさは格別なものと再認識させてくれます。

ショールームに並べられたキッチン以外の家具にも後ろ髪をひかれショールームを後にしました。

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